肩こりの原因は様々で、仕事や子守などで長時間 首や背中が緊張するような姿勢が続いたり、猫背などの姿勢の悪さや、冷房なども要因と考えられます。
このように 頭や腕を支える筋肉や、その周辺の筋肉が 長時間の緊張によって柔軟性がなくなり、局所に血行障害が起こる可能性があると、酸素や栄養分(血液)が末端まで届かず、疲労物質が蓄積し これらが刺激となって肩こりを起こすと考えられ、症状がひどい場合 頭痛、吐き気を伴うこともあります。
筋肉は、その方の生活習慣や筋肉の繊維特性等で、様々な硬さや強度、柔軟性が現れます。
しかし柔軟性の低い筋肉では、スポーツでのパフォーマンスの低下や、仕事や勉強での集中力の欠落など、必要な力を発揮できなくなる可能性もあります。 最近では勉強時間の増加、スマートフォンの見すぎによる 肩こりの低年齢化等により姿勢の悪化につながり、視力の低下なども引き起こす可能性もあります。
当院では 肩こりの原因となる動作や筋肉を特定し、様々なアプローチ方法にて 生活指導もあわせ含み、施術を行います。
五十肩(ごじゅうかた)、四十肩(しじゅうかた)は日本独特の俗称で、どちらも同じ症状で、正式には肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)という疾患名で、肩関節の周囲の筋肉や靭帯などに起こる炎症のことで、肩に痛みと運動障害があり、患者の年齢が40歳以降で、明らかな原因がないなど3つの条件を満たすものを五十肩と呼んだりします。
最初、肩関節付近に鈍痛がおこり、腕の可動範囲の制限が起こります。
徐々に痛みが増し、腕を動かす際に激痛が走るようになり、日常生活にも支障が出始め、症状が進むと、洗髪や結髪、歯磨き、炊事、服の脱ぎ着、寝返り、トイレ等が不自由となってしまうことがあり、さらに痛みは片側の肩だけの場合と、しばらくして反対側の肩にも発症してしまう場合とがあり、夜間に痛み、だるさ、痺れにより、腕をさすっていないといられないこともあります。
最初の症状から痛みのピークを迎えるまで数ヶ月を要すこともあり、ピークは数週間続き痛みが弱くなるまでに半年前後、スポーツなどが行えるのが1年前後かかる可能性もあり、早期の治療開始とリハビリが 発症後の患部の状態を左右します。